明日も目を覚ます

ひたすらにドタバタどたばたしていたら11月が通り過ぎていた。ここ最近は、毎日どこかで動いていて今日をやり過ごすことにばかり集中してしまい、いろんなことが疎かになってしまったな、と日々思いながらも、そこから脱却する方法を考える隙もなく。久しぶりに明日は目覚まし時計をつけずに眠れそうなので、日記をつらつらしてから横になることにする。

ぼーっとする時間がなくなったりしていて、本当につまらない人間だなあと思うことがしばしば。偉そうな人が窓の桟を人差し指で撫でて、埃がたまっている、って怒鳴り散らすような短期で継続性のない自分の日常と、その窓を撫でる人差し指くらいの足軽さに、ため息ばかりがこだまする。

うーん、何よりも冬が深まったなあと。月のあたまは風が心地よくて、朝日の入る私の部屋は暖かかったのに、今じゃあ街の木々もお洒落したり、電球を身にまとってみたり、裸になったり、面白いなあ。掃いても掃いても募る木の葉は、すぐにゴミ袋をいっぱいにする。

2016年が残り30日となったわけで、もちろん時の流れが早すぎるのにもついていけていないけれども、確実に良い方へ足元を作っている気がしているから、そこそこに人生が楽しいと思う。明日も生きたいってことで、それって、とんでもなく素敵なことだと思う。こういうところで、素敵なんて言葉で片付けてしまうのもつまらない。嗚呼、つまらない人間を一刻も早く抜け出したい。

12月は準備の月にしたい、します、しましょう。それじゃあ、おやすみ。

2016.12.02